2003年8月23日 声優オーディションレポート
「空役の齋藤彩夏ちゃんの他の出演者はどうなってるの?」
といった質問を頂いておりましたが、この日オーディションが行われました。
ベテランの声優さんから子役の方まで様々な方たちが登場して、イルか屋娘たちに挑戦です。
オーディションで実際に声を充てる素材として、大地監督が絵コンテ撮(DANGO GONTA Overseas editon 参照[
大地丙太郎Web→Movie])、撮影大山が手話ビデオを用意しました。
スタッフとしては、その絵コンテ撮に声が充てられていくのをボーっと観ているだけでも、完成をイメージして興奮してしまいます。
空の声に続いて入ってくるみんなの声を聴いていると、湘南の暑さや小学校の思い出が心の中をめぐって、とっても心地よい。
[碧について説明中の大地監督]
そして、今回のオーディションで注目すべき点は「碧」でしょう。
「碧」をどう可愛らしく現実味のあるものとして描くか、大地監督もオーディションをしながら試行錯誤していました。
声優の皆さんも、様々な試みを為さっていて、とっても興味深かったです。
朝10時半から17時頃まで行われたオーディションが終わり、 大地監督の心の内も決まってきたようです。
みなさん、お疲れ様でした。(大山)
「大地はいつもは絵コンテ書くときに声が浮かんで来るので、
ほぼその段階で決ってしまうことが多いのですが、
このイルかに関しては空とおっちゃんしか浮かんでいませんでした。
海役、碧役だけでもかなり気を入れていたけど、
その他の役も想定したりしながら真剣に取り組みました。
候補者は50人を越えていたので、その日はぐっ
たりで、
帰ってからの仕事は一切手が付かないほど気を使い果たしてました。
大体の 役は直感で来てますが、
少し時間を置いてもう一度冷静になりつつ決定していきます」
(大地)
2003年8月9日
大地のレイアウトチェック分の第二便がまとめて来たよ。 みんな結構楽しんで描いてる感じがあるのでチェックしてても楽しいわ。 もうコンテを完全にはみ出してる。
やり過ぎだと「あらら」という感じになるんだけど、
この「イルか」に関してはみんなの面白がり方が伝わってきて どんどんはみ出て 頂戴っていう感じ。 | |
残りも全部見たいような、 お任せしてスムーズに 作業を流したいような、
複雑な気分の中、 あと一便は 回ってくる予定。
それにしてもつくづく
「イルか」のキャラはいい。 このところ108本になったという氾濫するアニメの中でもちょっと見られない特異なキャラだと思うよ。 | |
「イルか」という作品自体自分でも相当気に入ってるので、
今回はとにかく出来上がりを早く観たい一人に自分自身がなってる。
このまま待っていれば観られるみんながちょっとうらやましい。
だって、今、制作を自分自身でやることのしんどさを生体験中だからね。(大地)