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国境の彼方にそびえる塔と、彼女への憧れ。二つの思いを胸に少年は飛行機を作り始めた。
そして…世界と彼女との間で引き裂かれる、青き日々の想い。ひとつの決意を胸に、彼は飛行機を空に疾させる———
2002年に『ほしのこえ』で映像界に鮮烈なデビューを飾った新海誠。たったひとりで作ったこの作品で、彼は短編映画館トリウッドの動員最多記録を塗り替え、幾多の賞を受賞。DVDは国内で6万枚以上のセールスをあげ、現在世界16ヶ国でリリースされるなど、世界全体が注目する才能だ。
『雲のむこう、約束の場所』でも、原作・脚本・監督・撮影・美術を新海自身が手がけ、その作家性をあますところなく発揮している。監督を支えるスタッフには、音楽に『ほしのこえ』でもタッグを組んだ天門、作画監督に「NHKみんなのうた『笑顔』」でも息のあったところを見せた田澤潮。そして美術に、実写映画の美術・絵画制作等を担当して来た丹治匠が加わり、新海の映像美に更なる深みを与えている。ひとりで作った前作に続き、今回もスタジオ製作とはまた違うアニメーションの形に挑戦している。
彼の初長編映像作品となる本作で、きっとあなたはこれまで見たこともない「アニメ」の目撃者となるだろう。
かつてあなたが感じていた、青春の夢、喪失そして再生———
新海誠しか描けない青春の光が、ここにある。 |
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