連作短編アニメーション 秒速5センチメートル

キャスト&スタッフ
実力派ぞろいのキャスト陣で織りなす、新海作品のなかの“リアル”な情景
  遠野貴樹の声:水橋研二
遠野貴樹
水橋研二さんから見た「秒速5センチメートル」

新海監督とお会いして、びっくりしたんですよ。作品を先に見ていたんですが、お会いして納得と言うか、作品とのギャップがまったくなかったので。監督の書く言葉って、嘘がないんですよね。文章的な言葉でもその裏に飾ってない本当があって、誰もが共感できる。タイトルもすごくひきつけられました。いろんな解釈ができますよね。たとえば、人の心もそれくらいのスピードで動いてるのかもしれないなって。そんなことを思いました。

水橋研二
水橋研二プロフィール

生年月日:1975年1月13日 出身地:東京都
映画「月光の囁き」の主演のほか、「竜二〜Forever」や「ロックンロールミシン」、「カノン」、「茶の味」、「青い車」など数多くの映画に出演。そのほか、TVドラマやCMなどでも活躍。2006年も「キャッチボール屋」、「ええじゃないかニッポン気仙沼伝説」に出演。


  篠原明里(第1話 「桜花抄」)の声:近藤好美
篠原明里
近藤好美さんから見た「秒速5センチメートル」

脚本を読んで、一気にスッとその世界に入ってしまいました。せつなさもあって、その中で日常のよくある風景や場面がきらきらと描かれていて。私、個人的に桜がすごく好きなんですよ。なので(第1話の)タイトルもすごく素敵だなと思いました。ピンクも好きなんですけど、台本の表紙がピンクなんですよね(笑)。作品として見ていただきたいのは、やっぱり恋する思い。時間の流れを追いながら、恋する思いも一緒になって追っていって欲しいです。

近藤好美
近藤好美プロフィール

生年月日:1988年5月9日 出身地:埼玉県
第1回徳間書店「ラブベリー」専属モデルオーディション特別賞受賞。雑誌でのモデルの活動のほか、CFや舞台など多方面で活躍中。


  篠原明里(第3話 「秒速5センチメートル」)の声:尾上綾華
篠原明里
尾上綾華さんから見た「秒速5センチメートル」

若い頃にしか経験できないことや、実際誰もが感じてきているものが描かれていて、脚本を読んでドキッとさせられました。気持ちがあったかくもせつなくもなって。心の一番奥底に触れるお話だと思います。新海監督はすごい方ですよね。監督の描かれる絵やセリフもそうですが、監督自身もすごく透明感があって。それもきっといろんな色に染まってしまう透明感ではなくて、本当に強くて深い、混じり気のない純粋な透明感なんでしょうね。

尾上綾華
尾上綾華プロフィール

生年月日:1982年4月2日 出身地:埼玉県
サントリーキャンペーンガール、ワコールウイングイメージキャラクターを経て、TV番組「スッキリ!!」(NTV)にレギュラー出演のほか、CMやドラマなど多方面で活躍中。
2007年公開予定の映画「エクステ」への出演が決定している。


  澄田花苗の声:花村怜美
澄田花苗
花村怜美さんから見た「秒速5センチメートル」

みんなが懐かしさを覚えるお話が新海監督の描かれる美しい景色と一緒になると、すごく新鮮で瑞々(みずみず)しいものになるんですよね。私のお気に入りのシーンは、カナエが草原で風に吹かれるシーン。どのお話でも風が吹いていて、それがせつないけれど気持ちいい風なんです。第三話は私より上の世代のお話で、私はまだその年齢になってないので実感としてはわからないですが、物語の中で吹いている風で思いを感じられるんじゃないかと思います。

花村怜美
花村怜美プロフィール

生年月日:1984年7月3日 出身地:東京都
アニメ「風人物語」(スカパー)、「南の島の小さな飛行機バーディー」(NHK)にレギュラー出演のほか、映画「バトルロワイヤル」、「永遠の君へ」(CX)などにも出演。


 スタッフ
少数精鋭のクリエイティブ・チームが紡ぎだす、透明感あふれる世界

新海作品の原点に立ち返り、完全少人数制のもと、監督自身が細部まで手を入れて制作している「秒速5センチメートル」。メインスタッフは新海監督のほか、音楽にこれまでの新海作品でおなじみの天門、作画監督にディズニーアニメなどで活躍していた西村貴世、美術に前作「雲のむこう、約束の場所」でもタッグを組んだ丹治匠と、馬島亮子。
新海監督と、この主要スタッフを中心に、監督自身がすべての行程に目を通すという、個人スタジオ体制で全編制作されています。