新海監督がいちばん描きたかったものを凝縮した作品「秒速5センチメートル」。
いまここにある“日常”の風景を舞台に、日々誰もが感じているリアルな感覚を、アニメーション表現のなかにすくい取ろうという試みです。
それだけに、主題歌となる楽曲の重要性は、監督自身、強く意識していました。新海監督がイメージした主題歌の条件は、「誰もが知っていて、現代を生きる人々にとって普遍性のある楽曲」であること。
過去から現在までの数多くのヒット曲を聴き、この条件に合った楽曲を探していったところ、行き着いたのが、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」でした。
新海作品の情感あふれる風景に、せつなくも美しいメロディー。
心を揺らさずには見られない、極上の連作短編アニメーションに仕上がりました。
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